ゾイド大戦記 第二次大陸間戦争後の仮想戦記

ウルトラザウルス

ウルトラザウルスイメージ画像

格闘 射撃 装甲 耐久 機動 電子 隠密 総合
39 92 85 110 35 360
ウルトラザウルス正面画像 ウルトラザウルス側面画像 ウルトラザウルス斜め前画像 ウルトラザウルス斜め後ろ画像

機体データ

主装備

格闘兵装
・ハイパーバイトファング
射撃兵装
・360mmリニアキャノン×4 ・8連発ミサイルランチャー ・6連発ミサイル魚雷ポッド×2
・100mm連装ビームガン×2 ・90mm3連装パルスレーザーガン×2
・120mmビームキャノン×2 ・2連ミサイル魚雷発射機×2
補助兵装
・対空レーダー×2 ・通信アンテナ ・サーチライト×2
・偵察ビークル×3 ・ビークル用カタパルト ・ハイドロジェット×2

機体諸元

・全長:50m ・全高:27.5m ・重量:507t
・最高速(地上/水上):50km/h 47ノット ・乗員:8名 ・野生体:ウルトラサウロス ・クラス判定:超巨大

機体解説

 第一次中央大陸戦争初期、へリック共和国は無敵の「ゾイドゴジュラス」の活躍により絶対優位に戦局を展開していた、しかし、やがてゼネバス帝国が同クラスの巨大戦闘ゾイド「アイアンコング」を投入すると事態は一変する。
 アイアンコングは高威力長射程のミサイル兵装で身を固めており、ゴジュラスが得意の格闘戦に持ち込む前に撃破されてしまう事が多くなってしまったのである。

 これに対抗するべくへリック軍部は応急的にゴジュラスに、アイアンコングを一撃で粉砕する48センチ砲、通称「ゴジュラスキャノン」を搭載させてこれに対抗したが、2足歩行型のゴジュラスは砲撃時の反動が大きく命中率が思わしくなく、また、大砲の重量により格闘戦時の運動性も低下し、結局互角以上の優位を取り戻すには至らず、戦局は硬直した。

 そこで硬直した戦局を打開するべく、軍部はこれまでの常識を超えた戦略決戦型ゾイドの開発を始める。
 こうして生み出されたのが超巨大決戦型水陸両用ゾイド「ウルトラザウルス」であった。

 ウルトラザウルスの主砲36センチリニアキャノン4門、通称「ウルトラキャノン」は、口径こそゴジュラスキャノンよりも小さいが、砲弾を電磁誘導で加速して撃ちだす新技術により威力、射程共にゴジュラスキャノンを遥かに上回り、アイアンコングをアウトレンジから一方的に撃破可能で、さらにウルトラザウルスの巨体は36センチ砲発射の衝撃にびくともせず、しかも専属の砲手を付ける事によって極めて高い命中率も発揮した。

 ウルトラザウルスは一時、他を寄せ付けない圧倒的な最強ゾイドとして君臨し、ゼネバス帝国を中央大陸より駆逐する事に成功した。
 しかし、後に暗黒軍の力を借りたゼネバスが同クラスの超巨大戦闘ゾイド「デスザウラー」を完成させた事により、対ゾイド戦闘での最強の座は奪われる事となる。
 しかし、1体で戦艦に匹敵する火力を有しながら、水陸問わず縦横無尽に移動でき、しかも通信基地並みの電子設備を備えたウルトラザウルスの戦略的有用性はデスザウラーの比では無く、依然驚異的な影響力を持つゾイドに変わりは無い。

 ウルトラザウルス野生体はグランドカタストロフにより絶滅寸前になり、第二次大陸間戦争時にはわずかに大統領専用機が1機残っていた程度だが、その後クローン技術の発展により培養に成功し、再びウルトラザウルス生産の目途が立った。

 海を隔てた周辺諸国との戦争が想定される中、この水陸両用決戦兵器の再配備に成功すれば、へリック軍の戦略の要として活躍する事になるだろう、世界情勢の行く末はまさにウルトラザウルスにかかっていると言っても過言ではない。

詳細

ウルトラザウルス詳細画像

 鈍重で格闘戦を苦手とするウルトラザウルスは、格闘戦を想定する運用はされるべきでは無いが、パワー自体はデスザウラーにも匹敵し、ハイパーバイトファングの威力も高く、レッドホーンクラスの重装甲も軽々と噛み砕く。

 メイン操縦席は偵察用ビークルにもなっており、独立しての飛行が可能、もちろん脱出時にも使える。

ウルトラザウルス詳細画像

 首の中ほどには対空レーダーと電探室が設けられ、専用の対空警戒員が搭乗する、運動性が極端に悪いウルトラザウルスは航空ゾイドの爆撃に弱いため、対空警戒は死活問題なのである。
 レーダーの性能は高く、航空ゾイドの接近をいち早く察知し、周囲の護衛ゾイドに命じて万全の対空戦闘態勢を整える。

ウルトラザウルス詳細画像

 胸部には8連ミサイルランチャーを備える、敵ゾイドに中距離まで接近された場合、これが主な武器となる、威力も高く、大型ゾイドでも装甲の弱い高機動型ゾイドなどなら一撃で粉砕される。

ウルトラザウルス詳細画像

 胸部は格納庫になっており、揚陸戦闘員や物資などを搭載できる、兵員だけなら50名は搭載可能。
 また、ハッチは偵察ビークルの発進場にもなっており、専用ビークルも常備、ビークルは高速ホバリングで長時間活動可能だ。

 前脚には8連発ミサイル魚雷ポッドを装備、水中では魚雷として、地上ではミサイルとして使用可能。

ウルトラザウルス詳細画像

 背部には着弾観測用ビークル発着カタパルトと、その格納庫を備える、ウルトラザウルスの主砲36センチリニアキャノンの最大射程は45キロメートルだが、その距離で砲撃を命中させるには着弾観測が必要となるのだ。
 ビークルは時速400キロで長時間の飛行が可能。

 カタパルト中央部には高性能の通信アンテナ塔があり、着弾観測員や周囲のゾイドとの通信を的確にキャッチする。
 格納庫上部は通信・対空警戒要員室があり、専門の兵員1名が搭乗する、格納庫両脇には3連装対空用パルスレーザーガンを備える、その上部にはサーチライトがある。

ウルトラザウルス詳細画像

 ウルトラザウルスの象徴である主砲36センチリニアキャノン、通称「ウルトラキャノン」は口径こそ地球の戦艦大和の46センチ砲には劣るが、弾丸を電磁誘導により加速して撃ちだす事により、大和のそれより射程、威力共に数段上回る、現在においてもゾイド搭載実体弾砲としては他に類を見ない最大の砲である。

 威力ではデスザウラーの荷電粒子砲に、射程と貫通力ではセイスモサウルスの超収束荷電粒子砲には劣るが、与える被害範囲は全ゾイド中最大と言え、戦略的重要度の極めて高い兵装である。
 ウルトラザウルス数体で組まれた部隊は都市一つを数時間で壊滅させるほどの破壊力があり、その進撃をウルトラキャノン射程範囲外で止める事が出来るか否かが、すなわち勝敗の分かれ目となる、まさに戦局を直接左右させる最重要決戦兵器にふさわしい兵装である。

 両脇2門ずつの砲には専用の砲手が搭乗し、移動しながらでも精密な射撃を可能とする、また、対空用の連装ビームガンも備える。

ウルトラザウルス詳細画像

 後脚にはハイドロジェット推進器を備え、この巨体ながら水上を47ノットの快速で航行できる。陸上では鈍重なウルトラザウルスだが、水上では軽快に動き回り、砲弾を直撃させるのは難しい。
 水際でウルトラザウルスの進撃を食い止めるのは極めて困難であろう。

ウルトラザウルス詳細画像

 尾部にも後方警戒用兵装と専用の兵員搭乗席がある。水中・陸上で使用可能な両用ミサイル射出機や、ブラックライモスの装甲さえ撃ちぬくビームライフルを備え、後方の守りも万全である。
 たとえ万が一にも敵に接近戦を許したとしても、ウルトラザウルスを落とすのは至難の業である。

コメント

ウルトラザウルス全体画像

 ウルトラザウルスは旧時代にもちらほらと見かけたゾイドで、ゾイドガムやゾイド黙示録などでも知っていて、当時実物を手にしてみたいと憧れたゾイドでした。
 超巨大ゾイドの存在感は劇中のみならず現実の玩具でも大きく、好き嫌いを語ればそれぞれの派閥に分かれそうですが、私はギルベイダーの次にこのウルトラザウルスが好きですね、次いでマッドサンダー、デスザウラー、キングゴジュラスと言ったところでしょうか。
 と言っても、ヘルディガンナーとガルタイガーの好き嫌いの差が10対1だとするなら、せいぜいその差は2、3くらいでしかなく、どれも譲れない魅力があるのは確かです。さすが決戦級ゾイドなだけあり開発側の意気込みを感じる素晴らしいデザインですね。

 そして、新シリーズに置いて再販された際、ついにウルトラザウルスを手にできるのかと狂喜し、発売されるや母親に頼み込んで40分かかるおもちゃ屋まで連れてってもらって購入した思い出は今でも鮮明です(私の実家はド田舎で、車で40分も離れたところでしかゾイドが買えなかったのです、近くの駅まででさえ車で20分はかかる)

 そして、当時風邪をひいていてかなり苦しかったのですが、休日の半日を費やしてようやく憧れのウルトラザウルスをくみ上げたのでした。

 しかし、思ったほどの感動は得られなかったんですよね、組み上げた感想は「ああ、こんなものか」とかなり冷めたものでした。
 当時、旧時代のウルトラのカラーリングは完全に忘れており、ほぼそのままのカラーリングの再販だと思っており、小さいころあれだけ魅力を感じていたのは、子供の目線だったからなのかと思ったものですが、しばらくしてその魅力をあまり感じない理由が分かって来ました。
 そう、成型色が安っぽくて軽い感じがしたのです、パッケージ写真では装甲のシルバーは美しく輝いて格好いいのですが、実際のキットのシルバーはくすんだあまりピリッとしないもので、しかも内部構造部分のダークメタリックブラウン(?)もどうにも美しくないのです。

 そこで、装甲のシルバーだけでもどうにかしようと、当時弟がヘリのプラモを作っていたので、その余ったシルバーの塗料を貰い、筆でペタペタと塗りたくったのですが、当時プラモに塗装などしたことも無く、インターネットも無かったので塗装技術を調べる事も出来ず、めちゃくちゃに塗ったのでムラだらけでなんとも見苦しい出来になってしまいました。
 しかも、途中で塗料が切れたので尻尾から胴体の半分ほどまでしか塗装できず、購入から1週間で見るも無残な姿になってしまった記憶があります。

 そんな残念なウルトラを見ていると、決して安くない買い物だっただけに気分も良くないので、すぐに押し入れにしまってなるべく見ない様にしていました、ウルトラザウルスへの子供のころからの憧れが無残に砕け散った経験でした。
 それを機会に私のゾイドへの情熱も冷めたのか、それ以降数年後に気まぐれでブロックスを買うまで私がゾイドを買う事はありませんでした、インターネットが使える今、旧と新のゾイドを見比べると、カラーリングは旧の方が圧倒的に良かった事が実感できます、新シリーズでも他の中小ゾイドはまだしも、せめてウルトラ級の巨大ゾイドは子供や青年には決して安くない買い物なのだから、成型色にももっと力を入れて欲しかったです。

 しかし、ド素人のめちゃくちゃな塗装で台無しになったウルトラでしたが、ムラのわからない遠目で見ると、シルバーで塗りなおした部分は美しく、その素晴らしいデザインが生きて格好良くも見え、カラーリング次第ではウルトラは格好良くなるとは思っていました、しかし、もうリペイントする気力も情熱も無く、やがてウルトラは解体されて段ボールに詰められ、屋根裏に封印される事になりました。

 しかしその後、インターネットで旧ウルトラを見て、やはりウルトラその物は格好よかったのだと思え、今の塗装技術なら格好よく塗ってやれると、今回旧ウルトラのカラーリングを参考に塗装してみました。

 旧ウルトラの装甲の色は黒ですが、帝国ゾイドとの差別化の為に、私が帝国ゾイドを黒く塗るときはジャーマングレーを使うのですが、今回はもう少し明るめのブラックグレーを使用してみました、また、アクセントにと、個人的にへリックのイメージカラーと思っている青を入れようと、ミディアムブルーを各部に配して、少しでもへリックゾイドらしさを演出してみようと試みました、しかし、ミディアムブルーは少しうるさすぎた感もありますね。
 ほぼ旧ウルトラカラーになってしまいましたが、ここは新生へリック軍らしく、明るめのグレーを基調にした方が面白かったのではと今では後悔していますが、おそらくもう塗りなおす事はないでしょう…。

 設定的な部分としては、超兵器が飛び交うゾイド世界に置いては、本来は地上砲としては化けものクラスであろう36センチ砲もイメージ的にあまりすごくは思えず、しかも、ゾイドは「格闘戦が強そう=強いゾイド」と言うイメージが個人的にあるので、イメージ的にはウルトラはどうも強いゾイドとは思えませんでした。

 しかし、考えてみれば考えてみるほど、ウルトラの戦略的重要度を感じて来て、上記の様な、「対ゾイド戦ではデスザウラーには及ばないが、戦略的重要度ではゾイド最高」と言う位置づけになりました。

 良く見てみると、36センチ砲と言えば超弩級戦艦クラスの大砲で、陸上で運用するには通常の戦車や自走砲の様な形には出来ず、レールと言う致命的な制約のある列車砲でしか運用できないはずです。そんな化け物じみた大砲を4門も、戦車の様に軽々と取り回す事が出来るのは、実はものすごい事であり、それを可能とするウルトラのパワーこそが、ゾイドだからこそなし得た超兵器なのだと思います。

 36センチと言えば、かの戦艦大和の主砲である46センチ砲よりもはるかに小さいですが、私はウルトラキャノンを大和の主砲よりも射程、威力共に上としました、その理由は「リニアキャノン」だからです、リニアキャノンとはすなわちレールガンの事だと思われますが、昔やったコーエーの海戦シューティングゲーム「黒鋼の咆哮」で、同名のレールガンと言う武器が、通常の大砲よりも威力、射程、弾速共にくらべものにならないものだったので、そのイメージでかなり強力な大砲としました。
 と言うか、私が大戦記やゾイドの設定をでっちあげる際、この黒鋼の咆哮での描写イメージがかなり大きなウエイトを占めています。

 また、ウルトラは戦艦にたとえられる事が多い様で、事実私も戦艦と言うイメージが大きく、高校生の頃の漠然としたイメージでは戦艦大和よりもはるかに大きいと言うイメージがありました(そんなのは自分だけ…?)、しかし実際は駆逐艦よりも小さいんですよね。
 しかし、戦艦は大きければいいってものではありません、大砲をより大きく大きくと求めて行った結果、船体も必然的に巨大になり、その極めつけが戦艦大和なのですが、大和も46センチ砲搭載艦としてはかなり限界までコンパクトに設計されていると聞きます、大和はあのクラスの大砲を搭載している割には小型なんです。
 それが、駆逐艦よりも小さいボディに46センチ砲よりも高威力、高射程と想定される大砲を積み、しかも駆逐艦よりもはるかに高速の47ノットで航行するのだから、水上兵器としてもウルトラがどれだけ化け物じみた兵器なのかが分かるでしょう。

 実際戦艦大和とウルトラザウルスがタイマン勝負をすれば、大和の砲撃は駆逐艦よりも小型で高速で動き回るウルトラに当てる事が出来ず、十中八句ウルトラが勝利するでしょう、さすがに装甲はどう贔屓的に見積もっても重巡洋艦ほどでしょうから、運悪く直撃すれば轟沈でしょうが、高々6、8人で3000名で動かす戦艦大和を極めて高い勝率で葬れるのなら、ものすごい事です。

 しかし、兵器の価値をタイマン勝負での強さで決めるなど愚の骨頂、ここに空母や駆逐艦など、あらゆる要素がからんでくると、ウルトラは大和よりもすべてに置いて優れているとは一概に言えないとは思いますが…。

 いずれにしろ、そんなすごい大砲を水陸問わず持ち歩けるウルトラは決戦ゾイドの名に恥じない凄まじいゾイドなのだと思います。

ゾイド図鑑へ戻る

トップページへ戻る

inserted by FC2 system